ハイどうも
こんにちは!
米矢パニーニと申します。
世の中
高齢化、高齢化いうてますけどねー
正直、よその家の話やと思てましたわ。
うちの親はピンピンコロリなんかなって勝手に思てましたわ。
ところがどっこい、
介護って突然降りかかってくるもんなんですね。
クリックできる目次
もうおかんも歳やし、しゃーないなと諦めてたけど・・・
うちのおかんは70歳を過ぎたあたりから
とにかく物をよく探してた。
1日の大半をもの探しに費やしているんかと思うぐらい・・・
いつでも探してるのさ~
こんなとこにあるはずもないのに・・・
24時間のほとんどの時間
山崎まさよしが流れる。
おかんが探し物してる時は
ほんまに探し物好きやな~
老後の過ごし方、ほとんど探し物で終わるで!!!
とツッコミを入れる娘。
好きで探し物してるんちゃうわ!!!
キレながら返すおかん。
そして
最もよくなくしてて、
しょっちゅう探しとったものが
家の鍵
そら、40代の娘もたまにボケてしまって
あれ、どこに鍵を置いたかな?ってことあるよ。
だから
おかんが
「鍵、どこにやったかな?」って言いだしても
またかいな・・・
と思って
年を取ったからかな?
物忘れで鍵をなくす回数が増えてるんかなってやり過ごしてた・・・
それでもたまに
物忘れが多いと感じた時に
おかん、ボケボケやん
認知症かもしれんから調べてみよか?
と冗談めいて話す。
おかんは
決まって
いらん。まだ大丈夫や。
と返す。
その繰り返しだった。
認知症を周りが疑ってても
本人が拒否したら調べるのは難しいとよく聞くけど
確かに病院で検査するまでには
「これはやばい!」って出来事がないと
道のりは長いと思し
うちが実際にそうやった。
えっ!マジか・・・これが認知症の症状ってやつなん??体験談
物忘れが多くなったと感じて
数年後に
もしかしたらおかんボケたのかな・・・
って思う出来事が起こる。
まずは
白内障の手術を受けたときに
術後に自宅でさす目薬3種類の順番がどうしても覚えられなかった。
目薬に大きく数字を書いてあげるけど、
全然できひん。
目薬の順番、いつさすのかを何回も私に聞いていてた。
目薬どれさすんやったかな?
それに答えても、
しばらくしたらまた同じ質問
目薬どれさすんやったかな?
それを何回も繰り返してくるから
もう!何回も聞かんといて!!!
とキレてしまう娘。。。
そのあと
冷静になって考えてみたら、
自分が不安に思うことに対して
心配でパニックになってるのかなって。
おかん。キレてごめん。
申し訳ない気持ち。
罪悪感に襲われる。
それ以外にも
スマホの操作が分からなくなって
今までできていたLINEのメッセージを
送るのも苦手になったり。
電話で話していても
急に変なことを言い出したりするようになった・・・
それでも昔のこともよく覚えてたし、
お金の管理、薬の管理もしっかりしていた。
新しいこと、心配なことだけが不安定な様子だった。
特に日常生活に支障もなく自分のことは自分でできた。
70歳を過ぎで足腰は徐々に弱ってきて
歩くスピードが遅くなってきたけど
自分の力で歩けてた。
これが噂に聞く、75歳過ぎたら色々出てくるってやつですか
そして、75歳の後期高齢者近くになってから
如実に様子がおかしくなってきた・・・
LINEのメッセージは
とうとう送れなくなってしまった。
スマホから電話はかろうじてできるけど
離れて暮らす娘の私に電話がつながらないと
不安で仕方なくなるみたいで
1日中スマホと格闘。
1週間ぐらい実家で一緒に過ごして
その後、娘が自宅に帰ると
次の日
いつ帰ったん?急におらんから、探してたんや。
いつの間にいなくなったん?
と電話してきた
何言うてんねん!
帰る時、帰るでって言うたやん!
何怖いこと言い出すねん!!
急に意味不明なことを言われて
目の前が真っ暗になって
おかんを責めることしかできなかった。
とにかくしっかりしたおかんに戻って欲しかった。
やっぱり
おかん、ボケてるんかもしれん。
ついに決定的な出来事件が起きた
話がかみ合わない電話をしてきてから、
早めに実家に帰省した方がいいかと感じながら
自分の家の都合と調整してたら、
数日後、
週に1回通っているデイサービスのお迎えに来てもらったとき
明らかにおかんの体調が悪くなってることにスタッフさんが気が付いてくれた。
お迎えのスタッフさんから
担当のケアマネジャーに連絡
そこから娘の私に連絡がきた
救急車を呼ぶかとなったけど、
意識もあったし、
本人も大丈夫と返答したので
様子を見ることに。
実家から車で2時間の離れて暮らす私は
様子がわからないのでとりあえずおかんに電話してみるけど
何回電話しても
家の電話にもスマホの電話にも出ない・・・
おかん、電話に出てよ。
おかん、倒れてるんかな・・・
やっぱり自分の目でおかんの状況を
確かめたくて
次の日
2時間かけて、実家に帰る。
そしたら・・・
リビングにおかんが倒れていた・・・・
えっつ!!!!!
もしかして、
息してない???
びっくりして
大丈夫!?
どうしたん??
っておかんに声を掛けたら
え??あんたどうしたん?
って
ただリビングに横になって寝てただけみたい。
なんでこんな背中が痛いところに寝てるねん・・・
誰が見ても
老人が横になってたら事件やろ・・・
質問したら受け答えはあるけど
なんか会話にキレもなくて
話がかみ合わない
ボーっとしている
そして
家の中に何人も人がおる
こどもが家の中を走り回ってねん。
私の隣に男の人が寝てるねん。
と言い出す。
幻覚でも見てるのかな
明らかに様子がおかしい
以前のおかんじゃない。。。
そして、
見た目にも
首が前に倒れていて
姿勢が悪すぎる。。。
急に10歳は年を取って
もう完全に
おばあ
痛くて首を回すことも
後に逸らす事もできひんらしい。
実家の様子もおかしかった
娘が気付いたおかん異変5つがこちら
↓
- 洗濯物が溜まっている
- お金を湿布の袋にしまっていたり
- 食べ物が洗濯かごに入ってたり
- とにかくいろんなところから薬が出てくる
- 整理整頓ができないみたいで散らかってた
これが、認知症なのかなって
素人の私でも実感した出来事。
ここから
本格的におかんの介護が始まるわけですが、
親の介護ってホントに突然来るんだと実感した。
親も歳を取ってくるから
変化に注意しとかんとあかん!
と経験者は語る。
親の介護初心者、本日の教訓
高齢者、特に一人暮らしの人は
介護サービスなどをできるだけ受けて
世の中の誰かとつながっていることが絶対必要やと思う。
それも家族以外の人とつながる必要あり!!
家で倒れていても誰にも気が付いてもらえないかもしれない。
高齢者はしんどくても我慢する人も多いし、
離れた家族に遠慮して
しんどいことを言い出さない場合もある。
でも、体調の変化を誰かに気が付いてもらえる。
しんどい時に助けてもらえる環境作りが大事なんだと
経験したからこそ思うのでした。
元気なお年寄りでも70歳過ぎたら
環境作りを始めるべきです。